番宣写真 ◇


今回は“ライバル特集”とでも申しましょうか。
グラナダ版の番組宣伝に撮られた写真の中で、ホームズのライバルとしての代表格の『あの人』と『教授』の写真をご紹介。

まずはホームズさんとアイリーン嬢とのツーショットです。

「写真は拙いですなぁ」と言うわけか、何だか少々渋いお顔のホームズさんです。
しかしこのツーショット、よく撮れている割りには私はこの写真を入手するまで雑誌等で見たことがなかったんですよね。
やはりホームズと女性のツーショットというのは喜ばれない物だったのでしょうか?
……だとしたら、ちょっと気持ちは分かるかも。
やっぱりホームズはストイックなのが似合います。
続きましてはモリアーティ教授です。うーん燻し銀〜。
さしものジェレミーもたじろいでます。

この写真を見て思ったのですが、この回のホームズの衣装がいつもの黒ではないのは、旅行中というのもあったかもしれませんが、教授に黒を着せて引き立たせる為だったのかな。真っ黒教授怖いです。
この方、エリック・ポーターさんはイギリスの悪役俳優として有名な方だそうで、モリアーティ教授も悪役だからやらねばなるまいと言うことでお引き受けになったとか。
なかなかお茶目な方ですよね。

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お久しぶりでございます。2007年初めての更新です。
年末から会社の機械が壊れたり断水したり追加注文が来たりで忙しく、今年に入ってからも週休1日毎日残業、睡眠時間は平均5時間という過酷な日々を過ごしておりました……
家でもモデムが壊れたし、ガスコンロはプチ爆発するし……何ですかね、今年は。って感じです。
でもまあ年始めそうそうにこれ以上悪くなりようがないところまで行ってくれたので、この後は平穏な一年さ! ……なんて甘いことを考えているのですが、駄目かなぁ。
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 ジェレミーとホームズの間 ◇


この衝撃的なスキャンダル写真は発表すべきか否か迷ったのですが、ジェレミーの大ファンさんの某りえさんから「是非公開すべき」と背中を押されて公開に踏み切りました。

さすがはアイリーン・アドラー。スキャンダラスです! このスリーショットにはボヘミア王も吃驚でしょう。


――冗談はこの辺で。
今回はジェレミー・ブレットとシャーロック・ホームズの中間とも言える状態、つまりは私服なんだけど番組宣伝の為にホームズをアピールしているジェレミーをご紹介してみます。

『A Study in Cellulpid』という洋書によりますと、これと下の写真は、1984年のロンドンプレスのプレビューで撮られたものだそうで、番組を宣伝する為にきれいどころが集まったようです。

左下から『ボヘミアの醜聞』アイリーン・アドラーことゲイル・ハニカット、『美しい自転車乗り』バイオレット・スミスことバーバラ・ウイルシャー、『斑の紐』ヘレン・ストーナーことロザリン・ランドー、『海軍条約』アニー・ハリスンことアリスン・スキルベック、『踊る人形』エルシー・キュービットことベッツィ・ブラントレー。

美女に囲まれ、ジェレミーご満悦です。

でも、ハドスン夫人ことロザリー・ウィリアムズがいないのが残念。彼女がいなければきれいどころ勢揃いとは言えませんよね。


こうやって普段見慣れたヴィクトリアンな格好以外のジェレミーと彼女たちを見るのは不思議な感じですが、スーツ姿のジェレミーも素敵。
でも、ホームズのトレードマークとも言える虫眼鏡を持っていても、スーツ姿で美女に囲まれていては、さすがのジェレミーもホームズには見えないですね。
続いてこちらの写真は1988年にウィンダム劇場の楽屋にて写真家のマーカス・テイラー氏によって撮られた物で、舞台の「The Secret of Sherlock holmes」の上演前、もしくは後で撮影されたと思われます。(舞台についてはこちらのページをご覧下さい)

このちょっぴりお茶目で色っぽい表情からは、あまり人嫌いでクールな『シャーロック・ホームズ』というイメージは湧いてこないですよね。


ところがそれが舞台に立てばこのように見事なホームズに変貌するのですから凄い! 

髪を染めてアップにして、衣装を着替えただけではこうはいきません。
やはり内面的にも役になりきってこそのこの変貌ですよね。


しかし、ジェレミーのホームズは本当に素晴らしかったので、1983年にホームズを演じたイアン・リチャードソンもジェレミーのホームズを誉めていました。
この1983年のイアン版のホームズと1984年からのグラナダ版のホームズは、制作サイド同士が裏でちょっともめたらしいのですが、それはさておき良い物は良いときっちり仰るイアン・リチャードスンも格好いいです!




※このもめたという話は「Starring Sherlock Holmes」という洋書のイアンのページに子細が書かれています。
私の怪しい英語力で読んだかぎりでは、法廷までもつれ込んだみたいで……
でも、「シャーロック・ホームズ百科事典」ではイアン版はグラナダ版のパイロット版だとか紹介されているし?? どうなっているんだか。
この辺りの話も後日出来たらしてみたいと思います。 あぁ英語力が欲しい……


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