ホームズ物というか、シャーロック・ジュニアという名探偵が出てくるだけの作品ですが、面白いのでご紹介。
初めて日本で映画が公開されたときのタイトルは『忍術キートン』だったそうです。
忍術キートン何という素晴らしいネーミングでしょう! あぁ、日本人に生まれて良かった……のだろうか? と考え込んでしまう凄いタイトル。
でも、実際に忍術か魔術か? と思うような不思議なシーンがいっぱいです。
青年が映画の中に飛び込んだりはじき出されたりするシーンも、本当にスクリーンに飛び込んで入ったように見えるんです。
アクションではバイクのハンドルに座り、操縦者なしで車の間をすり抜けたり、崩れる橋から見事に着地したりと、どうやって撮影したのか不思議なアクションシーンの連続ですが、全てノースタントでキートンが演じていたそうです。
ビリヤードの腕前も凄いです。
バスター・キートンは、決して表情の変わらない喜劇俳優というのが売りだったのですが、撮影中に首を骨折しても表情を変えなかったというのは凄すぎます!
チャップリンに比べ知名度が低いキートンですが、実力的には全く引けを取らない名優だったと思います。
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