名探偵ポワロ 青列車の秘密 ◇

名探偵ポワロ 『青列車の秘密』 12月 5日(火)午後8:00〜9:35
久しぶりのポワロさんは面白かったです! ……でもやっぱりヘイスティングとミス・レモンがいない〜。
もうこれからはずっとこの二人を出さないつもりなんでしょうか。そんなん嫌だー!
でも今回の話では二人を出すのは難しそうでしたので仕方ないかなー、とちょっと納得。けどけど、やっぱり物足りない……ぐちぐち
そして今回もそれほどたいした物ではありませんが入ってましたよエロス。英国ではドラマにはエロを入れなきゃいけない法律でも出来たんですか……
ポワロ物にエロスは望んでいません。というか是非入れないでください。エロが見たけりゃエロビデオで見ますから、どうか放っておいてください。と、英国の空に向かって祈ってしまいます……


さて私個人の思い入れを別として今回の『青列車の秘密』を見ると、とても面白かったです。
煌びやかな装いの紳士淑女。豪華なパーティに素晴らしいブルートレイン。そして愛憎入り交じる人間関係。
艶やかだけど妖しい魅力でたっぷり期待させ、満を持したように起こる殺人。
実にポワロ物らしい展開で飽きませんでした。
最後にお約束の登場人物を集めての推理のお披露目にも一波乱ありましたし。
でも、思いとどまってくれたからよかった物の、もう少し犯人にプライドがなかったらあの人も犠牲になってたよー。ポワロさんの大失態でした。

でも今回、可愛い娘さんの「おじさま」となってご機嫌のポワロさんが可愛かったです。
あんな素敵なおじさまが出来たら好いですよね。だけど礼儀作法をみっちり叩き込まれそうで怖いかも。
ああ、でもポワロさんも構う相手――ヘイスティングがいなくて寂しいからおじさまを買って出ちゃったんじゃないの? なんて思ってしまったり。ヘイスティング……また株で失敗とかしてなきゃいいけど。

他の登場人物は宝石目当てに取り入る女たらしだの、賭けカードに明け暮れ借金まみれだの、破産しててものほほんと遊びまくってる脳天気だの……真面目に働けよ。と思う奴らがてんこ盛りでした。
昔のお金持ちって凄いなぁ。というか特権階級とそうでない人の差って凄いものだったんだなと改めて感じました。


話はずれますが、今回やけに煙草を格好悪いアイテムとして利用している気がしました。英国も禁煙ブーム?
鼻から豪快にスッパーと煙を吐き出す淑女には参りました。ポイ捨てもやけにじっくり撮るから何かストーリー上の意味があるのかと思ったらお行儀悪いぞー以上の意味はなかったし。
それから黒人さんもいなきゃ駄目だと思ったのか、今回は黒人の淑女もご出演でした。
原作をよく覚えていないんですが、あの女性は黒人ではなかったような気がするのですが……?

長く何度も映像化される作品には、色々と時代の流れが現れるのが楽しいです。
さて次は12月13日(水)午後8:00〜9:34 『ひらいたトランプ』
いよいよオリバー夫人のご登場ですよ! 楽しみ〜。

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