リージョンコード(region code)とは
リージョンコードとは国別に分けられたDVDのコード設定番号で国によって違っており、リージョンの合わない国のDVDは基本的に観られません。
これは違法コピーや、映画館からの客離れを防ぐために分けられたのだそうです。
例えばA国で公開が終わった映画のDVDが発売され、まだその映画が放映されていないB国にもそのDVDが輸出されてしまうと、B国の人はDVDで観て映画館まで来てくれないかもしれない。
だからA国とB国のリージョンコードを別にして、B国の人がA国からDVDを買っても再生できないようにしたのだそうです。
本当の理由は違法コピー天国の某国にコピーされても観られないように変えた、と聞いていますが、はてさて。

理由の真偽はともかく、とにかくアメリカと日本ではコードが違います。
日本はイギリスと同じくリージョン2です。イギリスとお揃いって何か嬉しい。
じゃあリージョンが同じなイギリスのDVDなら日本でも観られるのかというと、今度は方式と言う物が違うので観られません。
英国の方式はPALで、日本はアメリカと同じNTSCなのです。(フランスはSECAM)
つまり、“リージョンコード”と“方式”が一致するDVDのみ観賞可能なのです。
ただ方式というのはテレビに対する信号のような物らしく、パソコンで視聴する分には影響がないそうです。
あぁややこしい。

リージョンは0〜8まであり(使われていないコードもありますので、実質は7らしいです)、0はALL。つまり何処の国でも大丈夫。ですから、普通に日本で観賞できるDVDはリージョンコード0(ALL)か2で、NTSC方式の物だけです。

ただし、リージョンも方式もフリー対応のプレーヤーなら何処の国のDVDでも観られます。
ネットショップ等で扱っている所が有りますが、動作保証が無い場合などもありますので気を付けて下さい。

他の方法として、パソコンのリージョン設定を変更すれば、パソコンで観ることが出来ます。でも、リージョン設定変更は大抵4.5回しか出来ず、最後に1の設定にしてしまったら、もう1以外のコードのDVDは観られません。
この設定はリカバリーしても戻らないらしいので、変更される場合はよく考えてからにして下さい。