ホームズは体調不良により引退を決意。
ハドスン夫人を伴って田舎で養蜂をする準備を始め、221bにはワトスン夫妻が越してくる事になった。
ホームズは引退にあたり、『犯罪界のナポレオン』モリアーティを捕らえることが出来なかったことを残念がるが、周りはそれを妄想だと取り合わない。モリアーティも堂々と引退を祝いに来る。
割り切れない思いを抱えながらも隠遁生活を始めたホームズの元に、ワトスンが221bに届いたホームズ宛の手紙を持って訪ねて来ます。
その手紙はモリアーティの手下からの密告で、そこに隠された暗号を解いていると、レストレードがホームズの知恵を借りに来ます。解かれた暗号の示す場所で、まさに事件が起こったのです。
体調を気遣うワトスンの制止も聞かず、ホームズはモリアーティ絡みのこの事件に乗り出します。
暗号の示した城では、城主が顔を撃たれて死んでいました。
しかし、捜査よりも城の歴史書や蝋燭など、事件とは関係なさそうなことにばかり目を留めるホームズに、レストレードもワトスンも不安の色を隠せません。
ワトスンは調査中に、夫が死んだというのに男友達と楽しそうに会話している未亡人の姿を見て憤慨する。
不利な状況を見られた未亡人は、やむなく夫の秘密の過去を告白します。
それによって、モリアーティ教授が自ら乗り出してくると推理したホームズは、直接対決に挑みます。
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